小学生にとってはじめての袴レンタルお役立ち情報一覧
着物・袴の選び方
袴のサイズは洋服と違う!身長に合った袴サイズ
目次
普段、服を選ぶとき、私はMサイズの服を選んで買います。
試着をすることもなく、いつも通りだからとMサイズの服にしています。
だから、袴を選ぶときも、ついついMサイズでいいと思いがち。
実際、「身長は?」と聞かれて「あ、私、Mサイズです」と答えてしまっていました。
ですが、卒業袴の場合。
洋服のサイズとは異なります。
私の身長は156cmなのですが、この場合、洋服のようにMサイズではなく、Lサイズの袴となるのです。
では、お嬢様に合う袴のサイズはどのサイズになるのでしょう?
今回はお母様が選ぶべき、お嬢様に合った袴サイズのお話です。
選べるサイズは6種類以上!ご身長に合わせてご用意しております
基本的には洋服と同じくらいのサイズ幅が用意されています。
Sサイズ、Mサイズ、Lサイズ、Yサイズはお母様自身も日常的に見るものでしょう。
袴の場合は、さらにSの下、2Sや3Sのものもある他、Yの上のサイズ、2Yサイズもご用意しております。 |
ただ、すべての袴デザインに3S~2Yまでが揃っているわけではありません。
物によってはM~Yサイズしか取り扱いがないものもあります。
とりわけ、2S、3S、4S、5Sとサイズが小さくなっていくにつれ、選べる袴のデザインも限られてきます。
はじめての袴選び、京都さがの館でご用意できるサイズは次の6種類
ご身長によって変わる袴のサイズ。
京都さがの館で現在取り扱いのあるサイズは、以下の9種類です。
- 5S
- 4S
- 3S
- 2S
- S
- M
- L
- Y
- 2Y
5Sになるほど、袴の丈は短く、2Yになるほど袴の丈は長くなります。
袴のデザインによっては、取り扱いのないサイズもあります。
また、サイズが小さくなるにつれて、選べるデザインには限りが出てきます。
サイズが関係するのは身長だけ?ウエストは関係ないって本当?
ご身長によって袴のサイズは異なります。
それは袴の丈が違うから。
ズボンを買うときも、股下なんcmかで選んで買うかと思います。
それと同じように、袴もサイズによって長さが違います。
たとえば、140cmのお嬢様が2Yサイズの袴を合わせるとなると、袴の裾が床にべったりとついてしまうのです。
でも、ズボンってウエストも確認してから買いますよね。
同じ股下なんcmのものでも、ウエストがなんcmのものなのか、必ず見てから選びます。
なんだったらウエストがきちんと合うか、試着をするときもあります。
それが卒業式の袴の場合は、ウエストはほとんど関係がありません。
なぜなら、袴は紐を身体の前でリボンのように結んで着付けをするからです。
ズボンとはウエスト部分がまったく違う、袴の構造
実際に袴を見ると構造がわかるのですが、袴は太ももの辺りから下が一つの生地で繋がっていて、太もも辺りから上はぱっくりと前と後ろとで開いています。
文字にするとわかりにくいですね。
たとえるなら、ロングスカートのウエスト部分の側面が、太ももの側面辺りまで、縦にぱっくり断裁されてしまっているようなもの。 前と後ろが断裁されているので、そんなロングスカートを穿いたところで、どうがんばってもストンと床に落ちてしまいます。 |
それをどうやって着付けるのかというと、袴のウエスト部分の前と後ろにそれぞれ紐がついていて、それを結び合わせることで腰にしっかりと袴を着付けるのです。
袴のサイズは身長を基準に選びます
卒業式で着る袴のウエスト部分には前と後ろとで紐がついています。
それをリボンのように結んで、着付けをするので、ウエストのサイズは卒業袴にはまるで関係がないわけです。
あとはそう、袴自体はロングスカートのような仕切りのない形状になっているので、太もも周りのサイズも関係がありません。
具体的な身長早見表は?お嬢様の身長からわかる袴のサイズについて
あくまでもこれは、さがの館における身長対応表です。
141cm ~ 145cm ⇒ 草履:2Sサイズ ブーツ:3Sサイズ 146cm ~ 150cm ⇒ 草履:Sサイズ ブーツ:2Sサイズ 151cm ~ 155cm ⇒ 草履:Mサイズ ブーツ:Sサイズ 156cm ~ 160cm ⇒ 草履:Lサイズ ブーツ:Mサイズ 161cm ~ 164cm ⇒ 草履:Yサイズ ブーツ:Lサイズ 165cm ~ 173cm ⇒ 草履:2Yサイズ ブーツ:Yサイズ |
見るとわかる通り、袴のサイズはお嬢様の身長によっても変わりますが、卒業式当日の履物によっても異なります。
同じ150cmのお嬢様でも、草履ならSサイズで、ブーツなら2Sサイズ。
草履とブーツとで袴のサイズが1サイズ小さくなっているのがわかります。
これってつまり、ブーツのときは袴の丈が短いってこと。
そんなことしたら、足首が見えるんじゃないの?とご不安なお母様。
ご安心ください。
元々、ブーツスタイルというのは、足首を少し見せるくらいがきれいに決まるのです。
娘の身長がサイズ表にないんだけど……というお母様へ
小学生のお嬢様だと、対応表よりももっと低い身長のお嬢様がいらっしゃいます。
対応表には141cm~となっておりますが、だからといって、140cm以下のお嬢様では袴が着れないというわけではございません。
袴のサイズは先述したように、5Sサイズから取り扱っております。
選べるデザインに限りはございますが、実際には140cm以下のお嬢様でも卒業式に袴を着ていただけます。
ただしこれはあくまでも対応表。私たちは実際にご試着をおすすめしています。
表としてはLサイズでも、脚の長さによってはYサイズの袴がちょうどいいということもあります。
さらに、袴の紐を結びつける位置も関係してきます。
袴の紐は、基本的に帯が2~3cmほど見える位置に合わせて結びます。
もしも、もう少し帯を見せたいというのなら、その分だけ袴の位置を下げる必要があり、袴のサイズ(丈)も異なります。
足首をもう少し見せたいというお嬢様もまた、袴のサイズ(丈)は表通りにはいきません。
規定よりも短い丈の袴を選んで、足首を見せる着付けをする必要があるからです。
サイズを調整するには、やはり試着をしないことにはわかりません。
私たちは実際にショップにお越しいただいた上で、袴をご試着いただくことをおすすめしております。
袴の試着についての疑問「試着って本番さながらに着付けるってこと?」
基本的に、袴のご試着の際は簡単なものになります。
まず、ご来店いただいた際の服装の上からのご試着です。
長襦袢も簡易的な、半衿だけのもので試着。
本番さながらに着付ける必要はなく、あくまでも見栄えや、どういう雰囲気になるのか試してみるという感じです。
その上から卒業袴に合わせる着物に袖を通していただき、帯を結びます。
そして袴を着付けるわけですが、これもまた本番さながらに着付けることはいたしません。
基本的には、身体の前で合わせていただき、ウエスト部分を着物クリップなどで軽く固定しての試着となります。
簡易的な試着の理由は、短時間で、あなたに負担のないようにするため
着物って、結構つらかったりするんですよね。
慣れていないと妙に気を張ってしまったりして、肩がどんどん重たくなってしまう。
そうなると、せっかくの楽しい袴選びも苦しく嫌な思い出になってしまうことに。
そうではなく、実際に卒業式で袴を着用されるお嬢様にとって、試着の際から楽しんでいただけるように、少しでも負担を減らしたいのです。
さらに言えば、この試着の方法はとっても効率的
なぜなら、お嬢様が選んだ着物にぴったりな袴デザインはいくつもあるから。
袴を本番さながらの形で着付けない理由として挙げられるのは、簡単に手早く、いくつも試していただけるから。
- どんな袴が似合うのか。
- エンジ色の袴を合わせたときの雰囲気と、紺色の袴を合わせたときの雰囲気ではどう違うのか。
それを合わせるには、やっぱり素早く着替えられる方が、お嬢様にとって、断然負担は少なく済みます。
もちろん、本番さながらに試着をしてみることも可能
ご希望であれば、本番さながらに袴を穿いていただくことも可能です。
服の上からでも着れるのは、卒業袴がロングスカート状になっているから。
その辺が袴の楽なところですよね。
まとめ
袴のサイズはご身長によって異なります。
私たちがお嬢様に合った袴を選ぶ際に、必要な情報は次の二つ。
- 卒業袴を着用されるお嬢様のご身長
- 袴を着用される際の履物は、草履にするか、ブーツにするか
その二つがわかれば、大体の袴のサイズはわかります。
ただし、このサイズはすべての方を網羅しているわけではありません。
お一人お一人脚の長さは異なりますし、足首をどこまで見せるかなどによってもサイズが異なります。
やっぱりおすすめしたいのは、実際にレンタルする袴をご試着いただくこと。
これが一番、袴を選ぶ上で楽で、かつ正確な方法です。