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卒業式の写真撮影
袴の前撮りはなぜ人気?卒業式当日にはないメリット
目次
前撮りっていう言葉。
私はレンタル袴業界に入って、はじめて耳にしました。
それまで写真撮影とは無縁の生活を送っていたので当然です。
そんな私でも、今では「前撮り、前撮り」と一日に何十回と口にする日々を過ごしています。
数年前までは前撮りの「ま」の字も知らなかった私が、昨日は「前撮り」という単語を14回も口にする。
ここまで成長したのには、ひとえに、前撮りの人気の高さにあります。
今回は「前撮り撮影をするべきかどうか」について、書かせていただきます。
前撮りの定義とは?後撮りとはどう違うの?
「前撮り」とは、式をこれからに控えた方が、式当日とは別の日に、前もって衣裳を着た姿で記念写真を撮影すること。
「別撮り」ともいいます。
同様に、式を終えた後、別の日に記念写真を撮影することを「後撮り」といいます。
つまり、前撮りをする場合、前撮り日と式当日とで、二回、衣裳を着用する機会があるのです。
感覚としては、当日の予行練習を兼ねたものでしょうか。
試着時とはまた違い、しっかりと衣裳を着ることができるので、衣裳合わせも兼ねたいい機会となります。
前撮りにはどんなメリットがある?一番は当日の慌ただしさがなくなる点!
卒業式当日って、本当に慌ただしいです。
着付会場は多くの人で溢れ、バタバタとしている様子がそこかしこで見受けられます。
卒業生同士で談笑を楽しまれている方々。
お嬢様の着付けを待っている保護者の方々。
着付やヘアセット、撮影のスタッフ。
受付にやってきたお嬢様たち。
お仕度が終わり、待ち合いに戻られたお嬢様たち。
そんなバタバタした会場で、記念の写真撮影を行うとなると、卒業式を迎える前から一苦労。
前撮りをしておくと、そのバタバタ感が多少は緩和されるというメリットがあります。
ここで知っておきたいのは、お仕度にかかる時間について
いくらバタバタするとは言っても、そんなに大変なものなの?
そう思われるお嬢様もいらっしゃるでしょう。
私自身も、このコラムを読み返してみると、「人の多さは想像できるけど、でもそこまで?」といった感覚。
当日に写真撮影ができるなら、それでいいんじゃない?と思ってしまうのも納得です。
しかし、ここで注目したいのは、お仕度にかかる時間についてです。
このお話は「私気になります!卒業式の着付時間を設定する裏話」でも書かせていただいている内容ですが、お着付け・へアセット・写真撮影をすべて当日にするとなると、全部で1時間30分かかる計算になります。
つまり。
卒業式の集合時間から逆算して、せめて2時間前までには会場に到着しておかなければならないのです。
あなたは一体、卒業式当日、朝何時に起床すればいいのでしょう?
想像してみると、早起きに自信のない私は、それだけでげんなりしてしまいます。
【全部で3つ】その他のメリットを確認しよう!前撮りのメリット
卒業式当日、袴のお仕度でバタバタしなくて済むというメリットが前撮りにはあります。
しかし、前撮りのメリットは1つだけではありません。
ここでご紹介したいのは、全部で3つ。
前撮りの「ま」の字も知らなかった私が、自信を持ってオススメできる前撮りのメリットとは?
まずは前撮りに関する3つのメリットについてまとめてみました。
- 家族で写真撮影をすることが可能
- 写真撮影後、すぐに撮影した写真を自分の目で確認できる
- 当日の衣裳とはまた別の衣裳で撮影することができる
早速、これらについて一つずつ簡単に説明していきましょう。
家族で写真撮影をすることが可能
家族で写真撮影ができるのは、前撮りでのみの特典です。
卒業式当日の撮影は、基本的にはお嬢様おひとりでの撮影。
ご家族様が撮影ブースに入って、一緒に撮影していただくための時間的余裕は、およそ見込めないと思っていただいた方がいいです。
ところが、前撮りとなると、家族での写真撮影が可能となっています。
袴姿のお嬢様に合わせて、お母様も着物を着て、お父様は礼服で撮影ということも可能。
それはひとえに、時間的余裕があること・お衣装の貸し出し準備が整っているからです。
写真撮影後、すぐに撮影した写真を自分の目で確認できる
最もうれしい点は、撮影した写真がすぐに自分の目で確認できるという点です。
写真写りってとっても気になります。
しかもはじめて着る袴な上、撮影するのはプロのカメラマンですから、どんなふうに写っているのか、すぐにでも確認したくてうずうずしちゃいます。
それはお嬢様だけでなく、ご家族様も一緒。
自分の娘がどんなふうに写真に撮ってもらっているのか、期待と楽しみとで、わくわくします。
そんな期待感を胸に、すぐに撮影した写真を確認することができるのが、前撮りの特徴。
卒業式当日はまるでそんな時間が取れないからです。
ですから、どんな写真写りになっているのか、自分の目でしっかりと確認できる前撮りは、お嬢様たちに人気のプランとなっているのです。
当日の衣裳とはまた別の衣裳で撮影することができる
驚きの発想です。
卒業式当日は第一希望の袴で出席して、前撮りの際は、また違った袴を着て撮影をする。
こんな方法、きっと知らない方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
そういったことが可能なのが、前撮りの良さです。
ただし、当日の衣裳とは異なり、特別にもう一枚着用なされるわけですから、その分だけ追加料金が発生することは、忘れてはいけません。
前撮りのデメリットはスケジュール調整にあり?日程調整の苦労話
メリットがあればデメリットがある。
どんな物事にもそれは共通しています。
では、前撮りに関するデメリットとはどういったことを指すのでしょう?
私は「スケジュール調整」にあると思っています。
日程調整で一苦労されるお嬢様たち
前撮りをするってことは、そのために日程を決めなければならないですよね。
自分ひとりだけの話ならスケジュール調整は簡単です。
ですが、ご家族と予定を合わせて……となると、どうしてもスケジュールの調整が難しくなってきます。
自分自身はバイトがあったり、友達と約束があったりして忙しいし、家族は家族で仕事だったり予定が入っていたりで……。
そんなふうに、どうしてもスケジュールの調整が難しい場合があります。
そこが前撮りのデメリット。
前撮りのために日程を空けることに苦労されているお嬢様も実際にいらっしゃいます。
まとめ
今回は卒業式の袴の前撮りについて、メリットとデメリットをご紹介しました。
お嬢様たちに前撮りが人気なのは、メリットに感じる部分が多いからです。
- 卒業式当日に余裕を持った時間づくりができる
- 家族で写真撮影をすることが可能
- 写真撮影後、すぐに撮影した写真を自分の目で確認できる
- 当日の衣裳とはまた別の衣裳で撮影することができる
こういったメリットは、卒業式当日には得られない部分。
「前撮りだからこそ可能!」というフレーズはとても魅力的に映ります。