卒業式袴レンタルのお役立ち情報
レンタル店の選び方
先生向け!袴レンタルで今すぐ知りたい5つの事
目次
卒業式という門出の日、袴を着るのは何も生徒だけではありません。
見送る側の先生も、生徒たちの大切な日を、「礼装で祝いたい」と袴レンタルをする方が増えています。
生徒たちの「袴選び」の基準とは違い、先生方には教職員としてTPOに応じた装いが求められます。多種多様なデザインがありますが、やはり、教える立場として好き勝手に好みの袴を選べないと理解されていても、着物選びに苦戦してしまう方も多く見られます。
また、式当日の準備、式終了後の片づけなど、先生方は常にハードスケジュールです。
着付けやヘアセットに費やす時間も惜しく感じてしまいます。ですが、やはり”卒業式”は大事な式典。きちんとした装いで、生徒たちを送り出したいですよね?
今回は、送り出す側である先生たちの為の「袴レンタル」の基本と手順をご紹介していきたいと思います。
是非参考にしてみてくださいね。
なぜ先生も袴を着るの?
卒業式という、学校行事の中でも大事な式典には、正装で出席するのは当然のことです。
袴姿を見慣れない方々からすると「なぜ、生徒と同じ袴姿なの?」と疑問に思われる方もいらっしゃいます。
しかし、あくまで、「学校行事の中の大事な式典の日に、礼装で出席する。」が基本となっているのと、「生徒の大事な門出の日の花向けとして、礼装で送り出したい。」この2つが主な理由です。また、学校のしきたりや地域の風習から、袴姿と決まっているところもあるようです。とは言えあくまで”卒業式”の主役は生徒。TPOに応じた袴選びをしたいですね。
先生が袴レンタルをする時に気を付けるべき事
学生たちのように、「自分の好みに合わせた袴や着物を、好き勝手に選べたら楽なのに・・・」と、思ったことはありませんか?年齢や、立場によって選ぶ基準やTPOが求められるので、選ぶだけでも一苦労です。
そんな先生方にもっと楽に袴レンタルをしてもらえるように、大事なポイントをご紹介していきたいと思います。
大きく2つ「フォーマル着物」と「カジュアル着物」
式典などの改まった場所に出席する場合には「フォーマル着物」、お友達同士などの日常使いであれば「カジュアル着物」という風に覚えておくと、わかりやすくなります。卒業式であれば、大事な式典ですから「フォーマル着物」という訳です。
また、着物の「格」の話をすると、正礼装~準礼装が好ましいと言われていて、「色留袖」、「振袖」、「訪問着」、「色無地」の4つから選びます。
一般的に卒業式には「二尺袖(小振袖)」が一般的で、学校での立場で紋入りの数などを選ぶと良いです。
校長先生や教頭先生より格式の高い着物は選ばないようにしてくださいね。
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着物選びの注意点
先生たちが身に着けるのにふさわしい着物は、単色の小振袖、落ち着いた柄の訪問着、色無地この3つの中のどれかを選ぶように心がけると、失敗が少ないです。
逆に、矢絣柄(やがすりがら)の着物や、柄が全体的に入っている小紋の着物は、学生向きなので控えた方が良いでしょう。振袖も、送る側の立場としては華やかすぎるので気をつけましょう。
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袴選びのポイント
着物選びが終わったら、次は袴です。
袴の色はシックで落ち着いた色合いのものが良いでしょう。緑色、紺色、紫色、茶色などの色合いは、清楚で知的なイメージにピッタリの大人の女性向けのカラーです。
袴の丈の長さには注意してくださいね。長すぎるとだらしない印象になってしますので。
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着付けに必要なものの選び方
着物と袴選びが決まったら、着付けに必要な物の選び方を、ご紹介していきたいと思います。
レンタルする際には、一式準備されている場合がほとんどですのであまり心配ないと思いますが、小物類にもきちんとしたTPOがありますので参考までにご覧ください。
「卒業式も安心!袴の着崩れを防止する4アイテム」も一緒にご覧になられるのがおすすめです。
長襦袢に着ける半衿
長襦袢は、肌着の上、着物の下に身に着ける着物になります。着物の衿が汚れるのを防ぐ為の半衿をつけて、着用します。
バリエーションが豊富で、半衿をワンポイントとしてオシャレなコーディネートに使いますが、礼装の場合は白無地の半衿を使用するのが基本です。
「卒業式の袴レンタルで驚き!ノースリーブの長襦袢!?」でもご紹介しておりますが、京都さがの館の長襦袢はなんとノースリーブタイプ!袖の部分は着物に直接縫いつけてあるので、着物の袖口から長襦袢が覗く不格好なスタイルにはなりません。生徒達からも羨望されるような素敵な先生袴になりますよね。
重ね衿
着物に着けてある重ね衿も同様に、あまり派手にならない色合いのものを選びます。
色や柄は着物に合わせてコーディネートしますが色無地の着物を着用する時は、白を選んで格式高い雰囲気を演出すると良いでしょう。
ブーツより草履
礼装としての基本は草履です。
ブーツなどもたまに見かけますが、あくまで”先生の礼装”としては草履の方がふさわしいでしょう。足袋も白無地が基本になります。
正統派の組み合わせを選ぶと間違いはないです。
草履を履き慣れていない方は「卒業式で草履を履いても痛くならない4つの方法」をご覧いただくのがおすすめです。
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袴レンタルの予約~当日のスケジュール
大切な卒業式、もちろん万全な状態で臨みたいものです。
しかし、先生たちは式の当日、式の準備、終わってからの後片付けなどのハードスケジュールです。卒業式を迎えるまでの日も何かと準備に追われる事でしょう。
前もってスケジュール管理をしっかりしておいて式当日を迎えたいですよね?そこでレンタル店の予約と、式当日に押さえてくポイントを紹介していきます。
なるべく早めに着物と袴を押さえる
やはり、人気のある色合いのものは集中的の押さえられてしまいます。遅くとも年明けまでにはレンタルしておくことをおススメします。
派手な物や流行のものは選べなくても、シンプルで上品なものは、若い学生には出せない大人の品格が現れるもの。是非上質なものを選んで下さいね。
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着付け、ヘアセットは早めに押さえる
着物を選ぶと同様に、着付けとヘアセットをしてもらうお店も、押さえておかなければいけません。
着物類一式はネットなどでも比較的安価でレンタルできますが、できる事ならレンタルから着付け、ヘアセットが一緒になっていることをおススメします。
着物一式を当日に運ぶ手間も省けますし、ヘアセットと着付けを別々に予約する手間も省けるからです。
式終了後の返却について
式が終わってから、レンタル店に立ちよる時間がない方は、荷物にはなりますが、私服を用意しておくことをおススメします。
袴だと動きにくいでしょうし、後片付けなどを考えると、動きやすい服を準備しておくのが無難です。
翌日返却も視野に入れておくと、式当日に慌てて返却する必要がないので、時間に余裕がもてますよ。
ヘアメイクのポイント
着物と言えば、普段のヘアメイクとは違い、少し濃いメイクにする方が良いとされています。着物の豪華さにお顔が負けてしまうからです。
しかし、礼装での着用の場合は、派手な色や柄を選ぶ事が少ないので、普段のメイクか、気持ち濃くする程度でバランスが取れます。
口紅とチークを少し意識して鮮やかに仕上げると、清楚で華やかな印象が演出できます。
ヘアセットも同様に、顔周りがすっきりと見えるシンプルなアップスタイルがおススメです。
髪飾りも小ぶりのものか、つけなくても大丈夫です。
アクセサリーもシンプルで、上質なものを選ぶようにしてくださいね。
まとめ
いかがでしたか、生徒が主役の”卒業式”。
しかし、先生たちも同じように、生徒達と過ごす最後の日でもあり、思い出深い日でもあります。
大切な門出の日を、送り出す側としても、最高の日にしてあげたいと考えている方が多いと思います。
大切な日だからこそ特別な装いで送り出して下さいね。
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