卒業式袴レンタルのお役立ち情報
袴姿に必要な小物類
ポイントは2つ!卒業式袴に合わせる帯色選び
目次
卒業式に袴を着て出席したいと考えているなら、お着物と袴、それから帯のレンタルが必須項目です。
ここで言う帯は、お着物を着付ける際に、衿の合わせ部分を固定する他、袴の着付けでも帯に袴の紐を巻き付けて着付けるので、大変重要な役割を果たします。
さらに、帯は袴から見えるもの。
真正面を向いたときに数センチ、横を向いたときに袴の脇の空いた部分から大きく見えます。
となると、この帯の色、実はめちゃくちゃ重要だったりするのです。
そこで今回は、卒業式袴のコーディネーターが「これは参考になる!」という帯色選びのコーディネート術をまとめてみました。
レンタルしたいお着物と袴の色はなんとなく決めたけれど、帯色まではなかなか決まらないという方。
なんとなく帯色はこれかな?と思っているけれど、ちゃんと袴に合っているのか悩ましい方。
正解がわからず、ただひたすら商品画像ばかりを見ている方必見です。
帯選びとは、差し色選びである
そもそも帯色とは、なにを基準に選べばいいのでしょうか。
答えは簡単、お着物と袴の色に合わせて選べばいいのです。
いやいや、それが難しいんだけど…というお声はごもっとも。
洋服ならともかく、今回レンタルするのはお着物と袴ですから、普段の感覚で物は選べません。
好き勝手に、自由に好みの色を選んでも、バランスが悪くなってしまったり、首をかしげる結果になってしまうことも大いにあります。
ではここで、お着物と袴の色に合わせて選ぶとは「なにを意識すればいいのか」のお話をさせていただきます。
意識するのはただ一つ。
差し色になるのはどんな色か? |
それを選んで、レンタルするだけです。
差し色とは
- 全体の色に対してアクセントとなる色のこと
- ビビットや主張の強い色はアクセントになりやすい
- 全体に使われている色を一色だけ使用するのも差し色になる
- 全体に使われている色とはまったく反対の色を使うのも差し色になる
- 主役ではなく、あくまでもワンポイントとして使用する
つまり、お着物と袴の色に対して、引き締め効果のある帯色をレンタルすればいいのです。
お着物にある色と同じ帯色を使ったコーディネート
一番簡単な差し色の選び方は、お着物に使われている色と同じ色の帯を選ぶこと。馴染み方が自然で、目にやさしいく、全体的にしっくりとまとまった印象を与えることができるんです。
人気の商品3つを例に、具体的にご説明していきます。
麻の葉文様の金襴帯で華やかさ+統一感を
白地青竹赤梅×エメラルドブルーのレンタル袴コーデ
使用している半幅帯は、麻の葉文様が描かれた金襴帯。
2020年に卒業式を迎えられるお嬢様方に大流行中の商品です。金糸や銀糸をたくさん使用しているので、とっても豪華!卒業式にピッタリなコーディネートになりますよ。
帯に使用されている赤・紫・黄色、全ての色が着物にも取り入れられているので、印象的な着物の雰囲気を壊さず統一感があってオシャレに着こなせます。
レトロな着物に古典柄!くずし七宝の金襴帯で上品に
オレンジ×赤椿と紺刺繍のレンタル袴コーデ
こちらも先程同様、金糸や銀糸を使用した金襴帯を組み合わせています。
椿を描いたレトロ柄の着物に、古典的な七宝柄の半幅帯を合わせた組み合わせ。椿の葉色と七宝柄の緑がマッチしていて、元気カラーの着物なのに上品さも感じられます。
鮮やかなピンクで誰よりも可愛く!
ムラサキ桜と菊×ローズボカシ柄のレンタル袴コーデ
こちらで使用している半幅帯は、なんとリバーシブルです!
着物や袴の色に合わせてピンク色を持ってきて、青みがかった紫色で引き締め効果を。甘くなりすぎずに着こなせるので、卒業式を迎え大人の一歩を踏み出すお嬢様方にピッタリ!
お着物のどこにもない色の帯を使ったコーディネート
こちらはオシャレに敏感な方が選ぶ方法。
お着物のどこにも使われていない色を帯色に選ぶと、腰回りがキュッと引き締まって見えます。
お着物と袴の境目がはっきりとするので、メリハリがつく他、足が長くも見えます。
ただしこのとき、お着物に使われていない色だからといって、自由に帯色を選ぶわけにはいきません。
やはりこれにもこだわりがあって、「反対色(補色)」と呼ばれる色を使うと、全体的に引き締まってまとまった印象になります。
黄色がポイント!上品かつ可愛らしさを演出するなら
水色菊紅葉×紺サクラ小紋のレンタル袴コーデ
上でも一度登場した麻の葉文様の金襴帯、こちらは色違いのブルーバージョンになります。
着物の地色、青と反対色の黄色を帯として持ってくることで、明るく目立った印象ですよね。
類似関係の紺色の袴と水色の着物、反対色の黄色の帯。このような3色の関係を「スプリットコンプリメンタリー」と言い、色の配色関係を考えながら組み合わせることで調和の取れた卒業式袴のコーディネートが実現します。
また、黄色は幼さも感じさせる効果があるので、学生最後の卒業式を若々しい姿で迎えたい方におすすめです。
同系色コーデには補色をもってきて
ベージュ・フカミドリ矢がすり×キンチャひも縞のレンタル袴コーデ
同系色のレンタル袴コーデには、補色関係にある半幅帯を持ってくるのがおすすめです。
矢絣柄の緑と対比する赤色の帯を合わせることで、馴染み感が強かったコーディネートにも華やかさが。
今年人気の矢絣柄も、古典柄だと地味になりがちなので目立つ色をアクセントにもってくるのがおすすめです。
最新作の矢絣柄のレンタル袴が気になる方は「矢絣柄のレンタル袴が今人気!その秘密って?」をお読みください。
暗くなりがちな黒色スタイルにはコレ!
黒にボタンラメ刺繍×ワインボカシ鈴におしどりのレンタル袴コーデ
黒い着物って卒業式の袴スタイルで意外と人気があるんですが、ついつい暗くなりがちですよね。着物に描かれたピンクの牡丹にピンクがかったワイン色の袴を選んだら、鮮やかな黄色の半幅帯で人目を惹くのも1つ!
黒字の着物に黄色の半幅帯って、とっても映えるんです!
まとめ
レンタルする帯色選びに迷ったら、このページを参考にしてください。
- 一番簡単なのは、お着物に使われている色と同じ色の帯をレンタルすること
- お着物と袴が同系色の場合、帯色は反対色(補色)にするとメリハリがつく
- 金襴帯をしようすると華やかで豪華な袴コーデができる
- 類似関係の色2色に補色を1色加えると「スプリットコンプメンタリー」のテクニックで調和がとれる
難しい用語も出してしまいましたが、要は「同系色でまとめるか」「補色でメリハリをつけるか」の違いです。
もちろん、帯をレンタルするときはどの色が似合うのか、お着物と袴の色を考慮してスタッフもお手伝いさせていただきますので、安心してお申込みください。