卒業式袴レンタルのお役立ち情報
袴のデザイン・柄
目次
矢絣(やがすり)柄の袴が今卒業式で注目を浴びているのはご存知でしたか?矢絣(やがすり)柄の袴というと、「大正時代の女学生」というイメージが強い古典的な柄。
しかしこの矢絣(やがすり)柄。近年ではモダンな雰囲気を取り入れ、様々なデザイン展開がされています。流行に合わせ、古典的な矢絣をレトロモダンに着こなす方や、大正ロマンの女学生スタイルで学生時代を締めくくりたいという方にもおすすめの柄なのです。
京都さがの館の袴レンタルでも、様々な着こなし方ができることからお嬢様方に大人気!今回は、矢絣(やがすり)柄とは何か、といった基本知識はもちろん、矢絣を取り入れた卒業式袴20商品を一挙にご紹介いたします。
矢絣(やがすり)とは、弓矢の上部についた羽をモチーフにした柄です。縁起物として頂ける神社の破魔矢にも、白い羽がついていますよね。この白い羽を柄として図案にしたものが矢絣(やがすり)柄です。
日本の伝統的な柄のひとつで、桃山時代の武士が着物として着用し、江戸時代後期には縁起物として花嫁に矢絣柄の着物を持たせる風習もありました。
弓矢を射るとまっすぐに進むだけで、ブーメランのように戻ってくることはありません。そのことから矢絣柄には「戻らない」という意味があり、昔は結婚の際に矢絣の着物を持たせていました。
大切な自分の娘が、出戻ってくるような事態にならないようにと、そう願いが込められていたからです。
現代に合わせて言うなら、「戻らない」という意味だけでなく「まっすぐに進む」という意味もぴったりだと思います。
卒業式を終え、さらに広い世界へ羽ばたいていく。思い出に浸り、振り返ることはあっても、決して戻らず、これからもまっすぐに進んでいく。矢絣には、卒業式にぴったりの決意があります。
矢絣の柄に、季節は関係ありません。
卒業式のレンタル袴でよく見る花文様は、その花の咲く時期なども重要視しますが、矢絣は弓矢の羽を縦に並べた古典的なデザイン。
季節問わず、着用できる袴デザインで、昔は「女学生=矢絣の袴」というくらい定番なものでした。
紫と白や赤と白など2色が交互に並ぶ、弓矢の羽部分の柄。合わせる袴の色はエンジや紺色というのが定番で、画像のようなスタイルが流行っていました。
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矢絣は、卒業式袴レンタルを長年扱う京都さがの館でも人気の袴です。取り扱っている矢絣の卒業式袴は、なんと20商品以上。
それだけ、矢絣柄の人気ぶりが分かります。でもなぜ卒業式の袴レンタルで矢絣柄が人気なのでしょう?大きな理由は、そのデザインにあります。卒業式を迎える方の間で人気の古典柄とレトロモダン柄。その2つを両方楽しめるのが矢絣柄のデザインなのです!
卒業式の袴レンタルで矢絣の袴姿が気になるあなたに向けて、着物と袴のコーディネートを見ていきましょう。京都さがの館の袴レンタルでは、着物と袴はそれぞれレンタル可能。お好みの組み合わせで卒業式を迎えることが出来るので、気になる着物と袴をチェックして店舗で沢山試着してみてください。
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「20歳を過ぎた今、可愛らしいデザインは着こなせるか不安…。」という方はこちらがおすすめです。白地に黒の矢絣を描いたモノトーンデザイン。赤やオレンジなど暖かい花を散りばめて描くことで、可愛らしさと大人っぽさが入り混じった女子大生にピッタリの一着に。鮮やかなピンク色の袴を合わせて、より大人かわいいを演出しちゃいましょう。代表的なレトロモダンデザインです。
ナチュラルな雰囲気で矢絣を着こなしたい方にはこちらのコーディネートがおすすめです。モスグリーンの袴を合わせて自然を感じさせる優しい雰囲気にまとめています。
よりポップな雰囲気にまとめたい場合は、オレンジ色の袴を合わせると良いでしょう。黒い矢絣とオレンジ色の袴のコントラストが目を引きます。
赤い矢羽が描かれたこちらのデザイン。カラフルなビタミンカラーが印象的ですよね。お着物が鮮やかなデザインなので、袴にぼかしを加えた紫を持ってくると◎元気カラーを上品に着こなすことができるのでおすすめです!
華やかな赤やオレンジの着物に、紺の袴が清潔感をプラス。伝統的な柄をポップに楽しむことで、卒業式をより華やかに彩る一着です。
深い緑の袴を合わせたバランスの良い組み合わせです。このコーディネートは、明るさと落ち着きが共存するような感覚を持たせ、まるで鮮やかな日差しの下で、風が静かに吹く秋の庭園にいるような気分に。心を穏やかにしつつも、新しい世界への期待感を胸に抱く、そんな特別な卒業式を演出します。
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鮮やかな緑色の矢絣に桜と椿を描いた一着。華やかで可愛いのに、くどすぎないのは黄緑のおかげ。甘すぎずに優しい印象を与えたいのなら、こちらがおすすめ!赤い椿が生き生きしていて華やかですよね。
黄色と黄緑を基調とした明るい卒業式袴は、赤い椿がアクセントとなり、一際目を惹くコーディネートに仕上がっています。黄緑の矢絣模様の上に、ぼかし染めで描かれた椿の花弁や葉が、柔らかくも華やかな雰囲気を醸し出します。
落ち着いた無地の茶色い袴を組み合わせることで、レトロな雰囲気がさらに際立ち、品格と個性を引き出すコーディネートに。
白地に青い矢絣が爽やかな雰囲気で、珍しいデザイン。青は知性と冷静さを象徴し、物事に真剣に向き合うあなたの内面を表現します。シックなあずき色の袴を合わせることで印象的で目が離せなくなってしまいそうです。シンプルかつ上品な着こなしを目指す卒業生におすすめのレンタル袴コーディネートです。
商品番号EEE940「ブルー矢がすり桜」とKBN952「キンチャボカシ斜め刺繍」の組み合わせ。金茶の袴に施された桜の刺繍が、柔らかな暖かみを添え、未来へと歩み出す期待感をそっと背中から包み込むようです。
商品番号BBB466「紺地矢絣に梅」とMGS014「モスグリーンひも縞」の組み合わせは、卒業式に気品と可憐さを添える一着です。紺地に描かれた矢絣模様は、静かに未来へと進むあなたの姿を映し出し、そこに淡く大胆な梅の花が咲き誇ります。この梅の花は、古典的な意味で吉祥を象徴し、気品ある紺色との調和が大人っぽさと可愛らしさを絶妙に演出。モスグリーンの袴は自然を感じさせ、黒の縞模様の紐が全体を引き締め、心地よい落ち着きを与えてくれます。
商品番号CCC578「ベージュ・フカミドリ矢がすり」とENT083「エンジ手まりシシュウ」の組み合わせは、卒業式に華やかさと上品さを与える一着です。
甘いエンジ色の袴が、少女のようなハイカラさんスタイルを引き立て、まるで夢の中のような華やかな印象を与えます。
上品な印象を保ちながらも、可愛さを引き立てたい方にぴったりのコーディネートです。
商品番号CCC579「赤黒矢がすり」とGRS070「グレーボカシシシュウ」の組み合わせは、卒業式にシックな大人の魅力を引き立てる一着です。情熱的な赤地に黒色の矢絣模様が描かれ、まるで心の中の炎が外に溢れ出すかのように力強さを放っています。この組み合わせは、あなたが新しい挑戦へと進む勇気を象徴し、他者を引き寄せる魅力を秘めています。
矢絣は昔から女学生の印象が強い柄。毎年新しいデザインが登場するほど、実は人気の柄なのです。その大きな理由は、自分らしいスタイルを見つけやすい豊富なデザインにありました!古典的な女学生スタイルや、流行を捉えたモダンでオシャレなスタイルなど、様々な着こなし方ができるので京都さがの館の袴レンタルでも大人気です!
弓矢の羽を縦に並べた、矢絣柄のデザイン。季節問わず着用でき、卒業式にピッタリの「戻らない」「まっすぐに進む」という意味が込められています。昔ながらの古典デザインは「かわいく」、モダンデザインになると「オシャレでかわいい」矢絣文様。レンタル袴には現代風の花模様だけでなく、こうした古典柄のものもあります。
今年人気の古典柄やレトロモダン柄の卒業袴をお考えなら、今すぐ京都さがの館までお越しください。
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京都さがの館店舗一覧
京都さがの館で #袴レンタル の予約・試着ができる店舗は全て駅チカ!試着・下見の方も沢山いらっしゃいます。ぜひお近くの店舗にお越しください。
橋本 晴美hashimoto harumi
株式会社京繊営業企画課 参事
《略歴》
日本和装教育協会の審査員資格(一級)や講師資格(師範)を取得し、和装の専門家として社員教育に携わっています。 西日本きもの着付コンテストでの入賞経験を持ち、長年にわたり和装教育の分野で活躍しています。
《資格》
● 日本和装教育協会 ・審査員資格(一級)・講師資格(師範)・きもの着装技能一級
●西日本きもの着付コンテスト大会・創作帯結び部門第三位
●長沼静きもの学院・研究科 修了・高等師範科 修了・指導者養成課程 修了
●日本組紐協会・組紐技能検定(中級)
SAGANOKAN KYOTO