はじめての成人式振袖レンタル!安心できる基礎知識
成人式当日の案内
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成人式当日の心配ごとと言えば、着崩れの面。「どうしたら着崩れが起こらないのか?」よりも「着崩れしたとき、どうしたら直せるのか?」の方が気になります。着付けをしてから成人式が終わって、家に帰るまでの間。思わぬ拍子に着崩れに気付いたら、「どうしよう!」とソワソワしてしまいます。自分で直せたら、隠れて直すことができますが、そんな知識がない!となれば大変。せっかくの成人式も着崩れのせいで残念な思い出になってしまいます。
では、どうすれば自分で直せるようになるのか?今回は「こういう着崩れはどうすれば直る?」についてお話ししたいと思います。
自分は大丈夫!と思っていても、振袖は動くたびに少しずつズレてしまうもの。着崩れを恐れて、きつく着付けてしまうと、それはそれで動きづらくなってしまいます。
快適に、きちんと、丁寧に。どれだけしっかりと着付けをしても、着崩れ問題は完全に回避できるとは言い切れません。
では、どんなところが着崩れやすいのでしょう?それさえ知っていれば、意識して注意すべき場所もわかりますし、お手洗いの際に鏡でチェックする箇所もわかります。
衣紋とは、後ろ衿の部分のこと。振袖を着用したとき「衣紋を抜く」ということをします。後ろ衿を引き下げて、こぶしひとつ分ほど抜くことを指し、うなじが見えて、美しい後姿になります。この衣紋が、動いていると徐々に浮いてくることがあります。鏡を見たときに、首元が詰まった感じに見える、なにか違和感があるとなれば、浮いた衣紋を直す必要があります。
上前というのは、振袖を着付けたときに、上になる身ごろのこと。振袖には上前と下前という名称があり、通常は、前から見たときに美しく見えるよう、上前を少し斜めに上がっているよう着付けます。しかし、歩くことで、この上前の先がどんどん下がっていくことに。どれだけ気をつけていても、人それぞれの歩き方があります。階段の上り下りもあるため、足捌きによってどんどん上前が下がっていきます。足元に注意して、もし下がっているように見えたのなら、ささっと直すことが可能です。
浴衣を着たときにも経験はありませんか?美しく見せるために衣紋を抜いたはいいけれど、時間が経つと首元が詰まったように見えてくる。衣紋が浮いているというのが、この状態です。
こんなときの直し方はいたって簡単。衣紋自体を触るのではなく、後ろのおはしょりを下に引きます。具体的には、後ろのおはしょりの背中心に近い部分を両手で掴みます。それを下に引くと、その分だけ衣紋が抜けます。帯があろうと、おはしょりを下にくっくっと下ろすのは問題ありません。そこまで強い力を加えなくとも、衣紋は楽に抜くことができるからです。
たったこれだけで、衣紋の着崩れが直せます。
振袖を着るときは、まず肌着を着て、長襦袢を着て、それから重ね衿をつけた振袖を着用します。何重にも重ねて着付けるため、重ね衿と振袖の衿の間が浮いてしまったり、長襦袢と衿との間が浮いてしまうことも。
着付けたときはまっすぐな衿元で綺麗な見栄えだったのに、胸元を見下ろしてみると、わずかに浮いてしまっているのが気になる。自分でも気になるくらいですから、前から見れば不恰好ですよね。そんな姿で写真に写りたくはないですし、大勢の中で過ごすのも気が気じゃない。
こういうときは、どうしたら簡単に直るのでしょう?ポイントは、たるんだ部分を帯の中に入れてしまうこと!
衿が浮いてしまっていると、思わず「衿合わせ」の部分を直そうとしてしまいます。浴衣なんかでも、衿合わせを掴んで、どうにか合わせようと引っ張ってしまった経験はありませんか?
衿が浮いているとき、そういった直し方はNGです。たるみの元は改善されることがなく、かえって違う場所にシワやたるみを作ってしまう原因になってしまいます。
あとは流したたるみの部分を帯の中に入れてしまえば、見た目の不恰好さは解消!無理に引っ張ることもありませんから、他の部分にシワができたり、たるみができることはありません。
帯が下がるのも気になる着崩れの一つ。直すときは、上から帯を引き上げると思っていませんか?実はこれ、半分正解!しかし半分不正解です。
なぜなら、上げるのは「下から」と「上から」の二つだから!
下から持ち上げるとはどういうことか?帯の下に両手を差し込んでみてください。それから、ぐっと上に動かします。たったそれだけで、ずり下がっていた帯は、上に上がります。
そしてそこから、さらに、上から引き上げることで正しい位置に戻りやすくなります。帯がズレてきたら、上だけを持ち上げるのではなく、下からも上げましょう。
せっかくかわいく差し色として使っている帯締。まっすぐに締めたはずが、動くとともにどんどん下がってきてしまった!帯と一緒にズレてしまっているときは、まず帯を直してから、帯締を直しましょう。そうではなく、帯締だけがズレているのであれば、直し方は超簡単!
なんのコツも入りません!ズレたものは元に戻す。ただそれだけ。
帯のように幅が太いものでもありませんし、振袖自体の着崩れなわけではありませんから、帯締を直すのは簡単です。
振袖を着る成人式は、ただ立っているだけの日ではありません。座ったり立ったり、階段の上り下りも、もしかすると車の乗降もあります。歩いているときなんかは特にそうで、ついつい足元の注意が疎かになってしまうことも。
そうなると、せっかく綺麗に見えるよう、少し斜めに上がった形で上前を着付けてもらったのに、その上前がどんどん下がってきてしまいます。
正直なところ、上前の裾部分は自分では気付きにくいところです。衿元や帯は目に付きやすいですし、自分でも簡単に確認ができますから、着崩れに気付けます。けれど、裾元となると気付いたとしてもそのままにしてしまうことが多い部分。
きちんと直すためにはどうしたらいいのでしょう?ふとした瞬間、自分の上前が下がって見えるとき、あなたがするポイントを1つアドバイス!
もしも上前が下がってしまったなら、その部分を引き上げてしまいましょう。しかし、それだけではたるみができてしまいます。引き上げた部分はどこかにまとめてしまいたい。そんなときに、おはしょりの下が便利です。
着付けの段階では、おはしょりを作る前に腰紐を結びます。その腰紐の部分に、引き上げた分を挟み込みます。そうすることで、身ごろの部分が固定され、引き上げた状態で形が綺麗に留まります。
今回ご紹介させていただいたのは、着崩れしやすい5つのポイントでした。合わせて、その着崩れを直すため、それぞれの直し方をご紹介。
着崩れは急なトラブル。一度気になりはじめると、ずっと気になってしまうものですから、ここで着崩れの直し方を知っておくと、成人式当日も安心して振袖を着ていられます。
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京都さがの館で #振袖レンタル や #振袖購入 の予約・試着ができる店舗!試着・下見の方も沢山いらっしゃいます。ぜひお近くの店舗にお越しください。
橋本 晴美hashimoto harumi
株式会社京繊営業企画課 参事
《略歴》
日本和装教育協会の審査員資格(一級)や講師資格(師範)を取得し、和装の専門家として社員教育に携わっています。 西日本きもの着付コンテストでの入賞経験を持ち、長年にわたり和装教育の分野で活躍しています。
《資格》
● 日本和装教育協会 ・審査員資格(一級)・講師資格(師範)・きもの着装技能一級
●西日本きもの着付コンテスト大会・創作帯結び部門第三位
●長沼静きもの学院・研究科 修了・高等師範科 修了・指導者養成課程 修了
●日本組紐協会・組紐技能検定(中級)
SAGANOKAN KYOTO