はじめての成人式振袖レンタル!安心できる基礎知識
小物のレンタル
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振袖をレンタルするとなったとき、「衿」と呼ばれるものの多さに驚きます。半衿もあれば伊達衿もあって、さらには重ね衿もある。そんなに衿があっては、どれがどの部分を指しているのかわかりません。
はじめて振袖をレンタルするなら尚更、言葉自体はじめて聞く方もいらっしゃるでしょう。ここでは振袖レンタルにおいて、複数ある「衿」についてご紹介させていただきます。
写真で見ると、ピンクの刺繍が入っている白い衿が「半衿」で、赤く細い部分が「重ね衿」です。
重ね衿に関しては、振袖の衿部分についているラインのようにも見えますよね。元々ラインが入ったデザインの振袖と思われていてもおかしくはない見た目です。ですがこれ、実は振袖とはまったく別の衿。取り外しも可能で、ただ重ねている衿になります。
着物は地肌に直接着るものではありません。肌に直接触れる部分には、まず肌着を着用します。その上で長襦袢を羽織り、さらに振袖を着付けます。
二重三重と重ねて着るのが振袖。これは長襦袢や振袖自体を地肌からの汗で汚さないために必要なことです。
肌の大部分は肌着の着用で覆われます。振袖や長襦袢の汚れを避けるためには、肌着だけでおおよそはカバーできます。
しかし首元となると、長襦袢の衿が直接触れることに。それを避けるため、長襦袢の衿には半襟を縫い付けるのです。
普段そこまで気にしていなくても、実は汚れているのが首元。首元の汚れは、大きく分けて2つあります。
汗ジミは時間が経てば経つほど目立つようになってきます。
顔の色合いと合わせて首元にもパウダーファンデーションをされるなら、首に直接触れる部分が汚れてしまうのは避けられません。
そういったことから、長襦袢が首に直接触れて汚れてしまわないよう、半衿を縫い付けます。
長襦袢の衿をカバーするのが半衿。薄平たくペラペラとした長襦袢の衿を固定し、さらに分厚く飾りつける役割もあります。
そう、半衿には長襦袢をカバーする目的だけでなく、装飾の目的もあります。半衿のデザインは「白」「刺繍入り」「色あり」「柄あり」など多種多様。装飾も目的としているため、これだけのデザインがあるのです。
十二単ってご存知ですよね。着物を何着も重ねて着て、衿も袖も色が重なってとても豪華なお着物。
振袖はそんな風に重ね着するわけではないのですが、衿の部分だけ、重ね着をしている風に見せかけることができます。それが「重ね衿」です。
まるで着物の衿部分に細いラインがデザインされているかのよう。真正面から写真を撮ると、そんな感想が浮かぶ人もいるでしょう。
ところが、振袖姿を横から見たり、斜めから見ると、衿が浮いて見えるではないですか。振袖の下にもう一枚なにか着ているのかと錯覚してしまいます。
実際には「衿だけ」を重ねています。身頃がなく、袖もない。本当に衿のみが単体で存在するのです。
そもそも、重ね衿はどうしてつけるのでしょう。
汚れをカバーするだけなら、長襦袢に半衿を縫い付けるだけで大丈夫です。なのにその上で重ね衿を追加して、さらにレンタルする振袖を羽織るとなると、首元は大層華やかになっていきます。
そこまでする必要があるの?そんな声も聞こえてきそうですね。
正直に言うと、重ね衿は、好みによってはつけなくても大丈夫な部分です。ただ、華やかになる・重ねることで格を上げる・オシャレ目的で色目をプラスする、ことから多くの人が重ね衿を好まれています。
振袖をレンタルする上で、重ね衿と一言で言っても、そのデザインは様々。無地一色のものもあれば、装飾付きのものもあります。
振袖自体が豪華なので、差し色に無地一色の重ね衿を用いるのも全然あり。むしろシンプルだからこそオシャレが際立つこともあります。
一方でレースやパールなどがついた装飾ありの重ね衿は、シンプルな振袖に合わせやすいもの。たとえばパステルカラーで淡い振袖をレンタルするとします。全体的にガーリーで甘くふんわりとした雰囲気にしたいのであれば、レースの重ね衿がおすすめ。逆にシックな振袖でかっこよく着こなしたいのであれば、パールの重ね衿もワンポイントになっていいでしょう。
正直、こんなにかわいい重ね衿を私ははじめて見ました。
振袖レンタルは通常、レンタルする振袖を選んでから、それを基準に袋帯や重ね衿を決めていく流れです。それが、この重ね衿の登場により、重ね衿を基準に振袖を選びたい!と思ってしまいます。
本当にかわいくて、どのショップのスタッフに聞いても一押しの重ね衿。すでにご覧になられたお嬢様からもご好評いただいております。
和の雰囲気が全面に押し出された重ね衿は、成人式の日も周りから注目の的となることでしょう。
今回は振袖をレンタルする際に覚えておきたい衿の話をさせていただきました。
これだけ覚えておけば、あなたの振袖レンタルもスムーズに進みます。重ね衿は好みでつけるつけないに分かれるもの。豪華で華やかな振袖に無地色の重ね衿が一つあるだけでも、十分印象は変わりますよ。
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京都さがの館で #振袖レンタル や #振袖購入 の予約・試着ができる店舗!試着・下見の方も沢山いらっしゃいます。ぜひお近くの店舗にお越しください。
橋本 晴美hashimoto harumi
株式会社京繊営業企画課 参事
《略歴》
日本和装教育協会の審査員資格(一級)や講師資格(師範)を取得し、和装の専門家として社員教育に携わっています。 西日本きもの着付コンテストでの入賞経験を持ち、長年にわたり和装教育の分野で活躍しています。
《資格》
● 日本和装教育協会 ・審査員資格(一級)・講師資格(師範)・きもの着装技能一級
●西日本きもの着付コンテスト大会・創作帯結び部門第三位
●長沼静きもの学院・研究科 修了・高等師範科 修了・指導者養成課程 修了
●日本組紐協会・組紐技能検定(中級)
SAGANOKAN KYOTO