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吉澤友禅とは? 振袖レンタル・購入の価格相場と選び方
卒業式や成人式を控えた女性やその親にとって、気になることの一つが着物選びです。振袖は10代や20代の女性が晴れの舞台で着る大切な衣装でもあります。
吉澤友禅のように匠の技が光る高品質の着物を選びたいという願いはあるものの、振り袖の価格相場が分からず着物選びに迷ってしまう、予算の範囲内で出来るだけ品質にこだわりながら見栄えの良い振袖を着せてあげたい、と思いを巡らせ悩んでしまう人も多くいます。
そこで今回は、吉澤友禅とはどのような着物なのかから、振袖をレンタル・購入する際の価格相場や選び方について詳しくご紹介します。
1.手加工で作られる「吉澤友禅」とは
「吉澤友禅」は、京友禅・加賀友禅・江戸友禅とならぶ友禅染の代表的な着物です。
吉澤織物は、京都につぐ織物産地として名高い新潟県十日町で約270年という歴史を誇り、その品質の高さから、振袖から訪問着まで日本全国の百貨店や専門店において圧倒的な人気を博しています。
吉澤の友禅は老舗染匠が代々受け継がれた和の伝統を守り、歴史ある古典美と本物を追求し続けている有名ブランドです。それだけでなく、時代にあわせて創意工夫を凝らした着物を作ることでも有名で、今なお大人の女性から注目を集めています。
また、吉澤の振袖は全て手加工で作られていることも大きな特徴の一つです。
職人たちが惜しみなく手間をかけることで柄に深みが増し、色数も多く鮮やかな染めが実現します。
手描きならではの生地には光沢感があり重厚で優美な吉澤の着物は、袖を通す女性に気品をもたらし、一生に一度の晴れ舞台をより思い出深く彩ってくれるでしょう。
特に皇室に献上した実績を持つ藤井寛のきものは手刺繍による四季草花文様が特徴で、デパートの呉服売り場でも特選品として紹介され、販売済みが並ぶほど多くの人に愛されています。
1-1.吉澤友禅の振袖をレンタル・購入する際の価格相場
吉澤友禅の作品を楽しむ方法として、レンタルと購入の二通りがあります。それぞれの価格相場を確認しておきましょう。
レンタルの場合、20万円前後が相場です。
振袖のレンタルでは、着物以外にも付属品セットが無料で含まれます。付属品には、長襦袢・きもの帯・帯揚・帯板・半襟・重ね衿など着付けに必要な着物小物から、草履・バッグ・髪飾りまでの商品が一式含まれていることが多く、手間もかからず安心して借りることができます。
オプションとして着付けやヘアセット、前撮り撮影をサービスしているショップもあるほか、レンタルの期間やクリーニングの有無、配送方法などの内訳は店舗によって異なるため事前にチェックすることが大切です。
そして購入する際は、40万円が相場です。
専門店によっては、振袖単品のみの料金が提示されている場合があります。小物や着付けに必要な付属品などを一式セットにするときは、追加料金がかかる場合もあるため注意しましょう。
吉澤友禅の素晴らしさは、染匠たちの手によって施された多彩な色使いや技法にこだわった重厚な質感、雅な光沢に表れています。
成人式や卒業式、謝恩会など大きな晴れ舞台に着る吉野友禅は、その見事な古典柄が多くの人を魅了することでしょう。
購入の際は予めインターネットやカタログで確認し、呉服売り場で実際の色や柄を確かめてその品質に納得したうえで最終判断することをおすすめします。
決して安くはない買い物であるため、失敗しないためにもお店の実績や信頼できるスタッフがいるかどうかを事前に調べておくことが重要です。
2.予算に合った振袖を選ぶための価格の目安
振袖をいざ用意すると決めたときに気になるのが値段の相場です。
ここからは、成人式や卒業式に着物を購入して揃える場合の価格はいくらなのか、レンタルであればどれほどの金額がかかるか、それぞれの大まかな目安をご紹介します。
2-1.【50万円以上】振袖を購入する予算に余裕がある場合
予算にある程度余裕を持たせたうえで振袖を購入する場合は、専門呉服店で50万円以上の着物を選ぶと良いでしょう。
主に伝統工芸品を扱うブランドの振袖が50万円以上となり、高級品では100万円以上の着物もたくさんあります。
着物の良さは金額に比例しています。相応の金額を払って手にする振袖は最上級の品質で、見る人が見ればその良さが一目で分かる逸品です。
一生モノの晴れ着として、親戚や友人、会社同僚の結婚式など複数回に渡って着る機会を持ち、代々引き継いで大切に着用することを考えると、元は取れるという考え方もできます。
2-2.【40万円前後】予算と品質のバランスを考えて振袖を購入する場合
予算と品質のバランスを考えて購入する場合は、40万円前後の振袖を選ぶことをおすすめします。この金額の着物なら質の良さもある程度保障され、好みの柄や人気の柄を選択することができるでしょう。
高価な振袖には手が届かなくても、良質で自分の好きな柄を見つけることができる価格帯として素敵な商品が数多く出回っていることも魅力の一つです。
着物に詳しい人のお眼鏡にもかない、気後れすることなく自信を持って振る舞うことができるため、余計な不安を抱えずに晴れの日を存分に楽しむことができます。
2-3.【40万円以下】振袖を手頃な値段で購入したい場合
手頃な価格で振袖を購入したい場合は、税込40万円以下の振袖がおすすめです。
価格を最も重視するのであれば、一式揃えて40万円以下の振袖は魅力的な価格帯と言えるでしょう。
ただし、何も分からないまま決めてしまうことは危険です。求めている着物により近い品物と出会うためにも、呉服店の販売員に希望の価格や要望を伝えて相談しながら決めることが大切です。
2-4.【20万円前後】振袖をレンタルする場合
着物を着る機会があまり多くない場合は、振袖をレンタルすることをおすすめします。
購入する場合と比べて価格を抑えることができるため、成人式や卒業式など着る機会が限られている人はレンタルで楽しむ傾向にあります。
また、好みが変わっても、機会があるたびに一番気に入った振袖を選んで着られることも利点の一つです。
なお、振袖の品質が気になったり新品や最新柄、好きな素材を選びたいと考える方は、レンタル料金は20万円以上で検討すると良いでしょう。
3.体型に合った振袖の選び方・ポイント
着物にはサイズの心配があまりないものの、身長や体型によって似合う似合わないを選ぶ色柄があります。
せっかくの晴れ舞台を自分にピッタリの振袖で過ごすためには、自分が一番綺麗に見える振袖を選ぶことが重要です。
ここからは、体型に合った振袖の選び方とポイントをご紹介します。
3-1.体型が気になる方はダークカラーの振袖をチョイス
体型が気になる方は黒色系や紺などのダークカラーを選ぶと着やせ効果が狙えます。濃い色の振袖はすっきりとした印象となり、ふっくらした体形がカバーされます。
一方で、パステルカラーの着物は膨張色である特徴から、体が大きく見えてしまうため注意が必要です。
明るい色が好きな場合は、着物のどこかに濃い色の柄が入ったものを選ぶと引き締まった印象を与えてくれます。特に縦ラインを強調する柄は、体をほっそりと見せてくれるでしょう。
そして、柄の色はあまり増やさずに数色を選んで取り入れることも、シャープに決めるポイントです。いずれも上半身の柄は少なめにしてシンプルな着こなしを心がけましょう。
あわせて、全体的なイメージとしてさっぱりとした着こなしにすることが結果的に体型カバーに結びつきます。
3-2.小柄な人は小さい柄と淡い色の組み合わせがおすすめ
小柄な人は、可愛らしさがさらに引き立つような花草模様などの小さい柄と淡い色の組み合わせがおすすめです。ピンク系やブルー系、若緑色、クリーム色などの淡い色遣いは、着る人を明るく柔らかい印象に仕立て上げてくれます。
柄は四季の草花のような小さいものをちりばめると、全体的ににぎやかなイメージとなり可愛らしさが引き立ちます。一方で、柄数を控えめにしてしまうと寂しい印象となってしまうため、胸元にまで柄が広がるようなデザインを探しましょう。
また、大きな柄や濃い色のシンプルなデザインの着物は、丈の問題でデザインを活かしきれなかったり背の低さを強調してしまう恐れがあるため、注意が必要です。
3-3.高身長の人なら大柄などの目立つデザインで華やかな印象に
背の高い方は、大きな花や大胆な模様の振袖もバランスよく着こなすことができるため、華やかな振袖がおすすめです。コントラストがはっきりついたデザインやモダン柄、さらに個性的な色柄の着物も、格好よく着こなすことができます。
人によっては着こなしの難易度が高そうな派手な柄も持ち前の背の高さを活かすことで、晴れ舞台にふさわしい主人公として、より一層美しく引き立ててくれるでしょう。
一方で、淡い色合いや柄の少ないシンプルなデザイン、小さい花模様の振袖は背の高さばかりが強調されてしまい、自身の良さが十分に表現できないため控えた方が無難です。
4.まとめ
吉野友禅のような一流のブランドから一般的なものまで、着物の種類はとても豊富です。振袖の値段の相場を知り選ぶポイントをおさえておけば、失敗することなく晴れ着を楽しむことができるでしょう。
大切な記念日を最高の思い出とするために、ここまでの内容を参考にしながら、自分を一番美しく見せてくれる一枚をぜひ見つけてください。