はじめての成人式振袖レンタル!
安心できる基礎知識
振袖の選び方
振袖の人気色ランキングと定番の柄一覧
目次
新たな人生の門出を祝う成人式に切る振袖選びは、色や柄の組み合わせが大きなポイントとなります。
振袖にはさまざまな種類があり、人によってよく映える組み合わせが異なるため、自分に似合う振袖の選び方が分からないという方も多いのではないでしょうか。
今回は、振袖の人気色ランキングと定番の柄を合わせてご紹介します。色の与える印象や、着物の柄に込められた意味を知ることで、振袖を選ぶ参考にしてください。
1.振袖の人気色ランキングTOP5
まずは、成人式の振袖で特に人気が高い色のTOP5を見ていきましょう。
振袖店のランキングでも、長く人気色のトップにあるのが「赤系」の振袖です。
続いて、落ち着いた雰囲気の「青系」や、女性らしい「ピンク系」の振袖も多くの女性から支持されています。
華やかな原色が主流の振袖ですが、近年は「黒系」「白系」も人気で、モノクロ+個性的な柄を選んだり小物でアレンジをしたり、自分らしさを主張したコーディネートを楽しむ方が増えてきています。
TOP5圏外の「その他」にはオレンジ・黄色・紫・緑などが続きます。近年は、「周りと被りたくない」「自分らしい色を選びたい」という意識の表れから、人気色が分散される傾向にあります。
2.【赤系振袖】おすすめの定番柄
成人式の振袖として定番の赤色は、太陽や火の色であることから厄除けの意味があり、古くから神聖な色とされ、成人女性の門出に相応しい色です。
また、赤い振袖はオークル系の日本人の肌に馴染みやすく、黒目を引き立て顔色を健康的に見せてくれる効果があります。 一言に「赤」といっても濃いシックな茜色、ピンク味がかった韓紅色など多彩で、自分に似合う「赤」を見つけやすいのも人気の理由です。
着物の柄にはそれぞれ縁起が良い意味を持っており、自分らしさやどのような験を担ぎたいかなどから選んでいきましょう。
〇赤系振袖に合うおすすめの定番柄
柄 | 柄が持つ意味・特徴・印象 |
---|---|
桜 | 桜の木には五穀豊穣の神が宿っており、豊かさの象徴。豊作を願った花見の宴を催す際に使用される。門出の意味も持つ。 |
牡丹 | 富貴・高貴・幸せの象徴。ふっくらと花開くことから大振りに描かれることも多く、華やかで豪華な印象がある。 |
手まり | 丸い形から、子どもが丸々と健康的に育ち万事丸く収まるようにと願いの込められた柄。女性らしさの象徴。 |
バラ | 赤バラは愛情、白バラは純潔、ピンクバラは淑やかさを意味する。花の色ごとに意味が変わるため、選択肢が多いことが特徴。 |
例えば、ピンクの桜柄の赤い振袖は若々しく可愛らしい印象を、緑や黄色の牡丹柄は明るく健康的な印象を与えます。
赤い振袖の商品一覧はこちら成人式の振袖を色から選ぶ:赤
3.【青系振袖】おすすめの定番柄
成人式の振袖として幅広いタイプの方に人気の青色は、青い空・深い海・清らかな水を連想させ、知性と落ち着きを感じさせてくれます。
また、青系の振袖は、肌の透明感を引き立て上品で清楚な印象を与えます。
〇青系振袖に合うおすすめの定番柄
柄 | 柄が持つ意味・特徴・印象 |
---|---|
辻が花 | 絞り染めという技法で十字に交わる花柄を表現している。辻という漢字にもあるように、道が十字に交わることを意味する。 |
雪輪 | 春に溶け大地を湿らす雪は、豊作を意味する吉祥文様の1つ。冬の寒さを乗り越え、道を開いていくという意味合いを持つ。 |
橘 | 不老不死の理想郷「常世の国」に自生する橘は不老不死と子宝の象徴。格調の高い文様であり、家紋として使われることが特徴。 |
艶やかな濃紺の振袖に緑やオレンジの橘文様を合わせると、明るく絢爛豪華な印象を与えます。
また、清々しい空色の振袖には、水彩画のような淡いぼかし技法が特徴の辻が花や、雪をモチーフにした雪輪など、みずみずしさを感じさせる柄がおすすめです。特に、辻が花は手絞りの繊細なデザインが定番柄です。
青い振袖の商品一覧はこちら成人式の振袖を色から選ぶ:青
4.黒系振袖に合うおすすめの定番柄
振袖姿を大人らしく演出したい方に人気の黒色は、優雅さと高級感を醸し出すため根強い人気色です。
黒系振袖は濃淡で雰囲気が異なり、漆黒は芯が強く格好良い印象を、墨色はモダンで個性的な印象を与えます。
また、着物の地色が黒いと他の色以上に柄が引き立ち、古典柄やレトロ柄、現代柄など柄選びでお洒落をいっそう楽しめます。
〇黒系振袖に合うおすすめの定番柄
柄 | 柄が持つ意味・特徴・印象 |
---|---|
鶴 | 鶴は一度番いになると生涯連れ添うため、子どもが旅立つまで夫婦円満でいられるという意味を持つ。吉祥文様の1つ。 |
菊 | 咲き誇る姿から繁栄、豊かさを意味する。大輪ではなく小さな花が咲き誇るさまは、柔らかく女性らしい印象。 |
流水 | 苦難や厄を水に流すことを意味し、厄除けやお清めを表す柄。流水は、腐らず清らかであることから正義の意味も持つ。 |
花車 | 御所車に飾られた花々は幸運を象徴しており、幸せがあふれるという意味を持つ。四季折々の花が描かれた柄のため、季節を問わず使用しやすいことが特徴。 |
黒い振袖には吉祥文様の鶴や、水の流れを表現した流水文様などダイナミックな和柄が人気です。特に、スタイリッシュに着こなしたい長身の方におすすめな振袖の柄です。
また、多彩な色使いが特徴の菊柄や花車文様は黒地によく映え、華やかで粋な印象を与えます。
重い印象になりがちな黒系振袖は、柄裄が大きく黒の面積が少ないものを選ぶと豪華な雰囲気になります。
黒い振袖の商品一覧はこちら成人式の振袖を色から選ぶ:黒
5.【ピンク系振袖】おすすめの定番柄4選
成人式の振袖としていつの時代も根強い人気のピンクは、温かみと柔らかさがあり、表情を明るく引き立ててくれる色です。
ピンクの振袖は濃淡で好みが分かれる傾向があり、濃いピンクは元気で明るい印象を、淡いピンクはふわふわとした柔らかい印象を与えます。
〇ピンク系振袖に合うおすすめの定番柄
柄 | 柄が持つ意味・特徴・印象 |
---|---|
松 | 厳しい冬に耐え四季を通じて緑を保つ常緑樹で、威厳と長寿の象徴。同じ意味を持つ亀や鶴と描かれることが特徴の1つ。 |
小花 | 咲き誇る姿から繁栄、豊かさを意味する。大輪ではなく小さな花が咲き誇るさまは、柔らかく女性らしい印象。 |
蝶 | 幼虫から蝶に姿を変えることから女性の美しさの象徴。「ちょう」という漢字の読み方から長寿の象徴でもある。 |
雲取 | 生まれては消え、繰り返し沸き立つ雲は輪廻転生を意味する。良いことが起こるという意味もある。 |
松・雲取などの古典柄は上品でおしとやかな印象を与えます。「ピンクが好きだけど子供っぽくなりたくない」「甘くなりすぎたくない」という方におすすめです。
小花・蝶などの現代柄は、地色が濃いピンクなら甘辛く個性的な印象を、淡いピンクなら優しく柔らかな印象を与えます。
ピンク振袖の商品一覧はこちら成人式の振袖を色から選ぶ:ピンク
6.【白系振袖】おすすめの定番柄4選
清楚で大人らしいコーディネートが好きな方に人気の白色は、物事の始まりや可能性を表し、成人式や結婚式など人生の節目に相応しい色です。
白系振袖は明るい色が苦手な人でも着こなしやすく、振袖のお店のランキングでも近年人気の定番色となっています。帯は引き締め色を選ぶと、和装姿が引き締まるためおすすめです。
〇白系振袖に合うおすすめの定番柄
柄 | 柄が持つ意味・特徴・印象 |
---|---|
草花 | 椿・桜・牡丹などを総称した草花文様。名前の不明な花も含まれている。季節ごとにさまざまな種類があることが特徴。 |
鶴 | 生命力の強さから長寿を意味しており、縁起の良い幸せの鳥とされる。同じく吉祥の意味を持つ亀や松と共に描かれることが多い。 |
御所時 | 草花を背景に檜扇・御所車などの模様を合わせた格調高い文様。宮中などの周辺にあるものを対象としている。 |
梅 | 厳しい冬を乗り越え、春に芽吹く梅は忍耐と美の象徴。冬を越えることから、困難に負けないという意味を持つ。 |
草花文様は色と柄の大きさ次第で印象がまったく変わります。背の高い方は大輪のインパクトある柄を、低い方は小花を散りばめた柄がバランスよく着こなせます。
また、大人らしく格好良く決めたい方は大柄の鶴や、多彩な色使いが華やかな御所車がレトロでおすすめです。古典柄の代表格でもある梅文様は、白地にくっきり映え清らかさと意志の強さを感じさせます。
白・クリーム振袖の商品一覧はこちら成人式の振袖を色から選ぶ:白・クリーム
7.振袖と草履・バッグの上手な合わせ方
草履・バッグの上手な合わせ方は、振袖・帯と色や柄の調和を取ることです。
草履の選び方は、例えば赤系振袖なら赤い草履はもちろんのこと、金地や銀地の草履に赤い鼻緒の草履を選ぶと調和がとれます。
素材はエナメル、本革、布地があり、好みと価格で選んで問題ありませんが、悪天候の時は、水に強いエナメルがおすすめです。
バッグの選び方は、振袖との色のバランスだけでなく柄合わせも大切です。椿など古典柄には古典柄を、バラなど現代柄には現代柄を合わせると調和がとれます。
また、草履とバッグは必ずしもお揃いでなくてはならない決まりはありませんが、セット商品だと統一感がでるため、可能であればセット商品を選ぶことをおすすめします。
8.まとめ
振袖人気ランキング上位の5色は、濃淡や色調が幅広く、いずれも好みの色味を見つけやすい色です。同じ色調の振袖でも、描かている柄により全体の印象がガラリと変わり、縁起の良い柄もそれぞれ魅力的な意味を持っています。
そのため、振袖の地色と柄のバランスや柄の意味が振袖選びの大切なポイントです。
振袖の色の持つ印象と柄別の意味を参考にして、自分を華やかに彩る一着を選んでください。